浄水器をつけたら、水質も確認したくなった
マッキー浄水器、つけてはみたけど、水質変わったのかな・・?
この前に書いた記事で、浄水器をクリンスイCB073に決め、注文、使い始めたというところまで書きました。⇒前回記事はこちら 『クリンスイ CB073W-WT を取り付けてみた!設置手順と使ってみた感想レビュー 』
で、取り付けて間もなく、気になり始めました・・・
「浄水器をつける前と後で、水質は実際にどう変わっているんだろう?」
元々、浄水器を買ったら一度水質検査をやってみたいとは思っていました。メーカーの説明では塩素や鉄などを除去できるとありますが、実際に目で見て確認してみたかったんです(もちろん家庭で素人ができるのは限られるとは思いますが・・)。
そこでネットで、水質検査キットを探してみ始めたのですが・・・・
Amazonで調べたところ、種類が多すぎて、いったいどれを選べばいいかまったくわかりませんでした。
そんな中で、一応最終的に4つに絞り、最後1つに決めるまでに検討したことと、「飲み水を目的とした場合」の選び方をお伝えします。
そもそも「水質検査」で何がわかるのか
まず少し整理しておきます。
水質検査といっても、法律で定められた本格的な検査から家庭で手軽にできる簡易キットまで、レベルはさまざまです。
水道法に基づく本格検査では51項目もの物質を調べますが、これは水道事業者が行うもの。家庭向けの業者委託検査でも11〜16項目程度が一般的で、費用は数千円〜数万円、検査機関に水を送って結果を待つ形になります。
今回私が探したのは、Amazonや楽天で買えて自分で試せる簡易検査キットです。本格検査ほどの精度はありませんが、「浄水器の前後でどう変わるか」を手軽に比べるには十分です。
「検査項目が多ければ多いほど良い」は本当か?
検索すると「18 in 1」「14 in 1」という試験紙タイプが目に入ります。一度に多くの項目を測れてお得に見えますが、「飲み水として日常的に使う」という目的に絞ると、必ずしも項目数は関係ないと気づきました。
たとえば工場排水や農業用水の検査が目的なら「COD(化学的酸素要求量)」などの項目が必要になりますが、都市部の水道水を飲み水として使う場合には、まず確認したい項目はそれほど多くありません。
浄水器ユーザーが飲み水として確認したい主な項目はこのあたりです。
| 項目 | なぜ重要か |
|---|---|
| pH(水素イオン濃度) | 水の酸性・アルカリ性の度合い。飲料水は6.5〜8.5が基準 |
| 遊離残留塩素 | 水道水に含まれる塩素。浄水器で除去されているか確認できる |
| 亜硝酸 | 配管の劣化や汚染の指標。検出されれば要注意 |
| 鉄 | 古い配管からの溶出。赤水の原因になる |
| 硬度 | カルシウム・マグネシウムの量。軟水・硬水の判断に |
まずはこの5項目が確認できれば、「浄水器をつけた前後で水質がどう変わったか」を十分把握できます。
私が最終候補に絞った4つの検査キット
Amazonのページをひとつひとつ見ながら、私なりに「これはどうか?」と思ったものを4つ選びました。
①試験紙タイプ(14 in 1 または 18 in 1)
メーカー例:EASYTEST、ALOHIAなど(多数あります)
価格:2,300円〜3,000円程度(ネットでの税込み実売価格)
試験紙を水に浸して色で判定するタイプ。50枚〜100枚入りで、1枚で所定の複数の項目を同時に測れます。
検査できる項目(18 in 1の場合):pH・硬度・アルカリ度・亜硝酸・亜硝酸塩・鉄・銅・鉛・硫酸・塩素・フッ化物など18項目。
枚数が多く入っているので何回もの検査に使えるのが大きなメリットです。ただ、1枚にずらっと数多く色が並ぶので、見るのが大変かもしれません。微妙な濃度差を読み取る慣れも必要です。
◆こんな人に向く: 複数の項目を定期的に確認したい方・井戸水や地下水のチェックをしたい方
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②柴田科学 簡易水質検査キット シンプルパック 水のチェック隊シリーズ「水道水」
価格:1,900円〜2,200円程度(ネットでの税込み実売価格)
pH・遊離残留塩素・鉄・亜硝酸・全硬度 の5項目を検査できるセットで、各項目、1回分の試薬がパックになって2つずつ、計10袋〈2回分〉が入っています。
柴田科学は環境測定機器・科学機器の老舗メーカー。JIS法・衛生試験法などの公定法に採用されている比色法をもとに開発されており、信頼性の高さが特徴です。
使い方は、小さなパックに検査したい水を吸い込んで振るだけ。付属のカラーチャートと色を比較するだけで結果が得られ、経験や専門知識は不要です。
◆こんな人に向く: 水道水に限って確認したい方・カンタン操作を重視する方
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③共立理化学研究所「おいしい水検査セット」
価格:1400円〜2,200円程度(ネットでの税込み実売価格)
前の章で書いた「5項目」には足りないのですが、遊離残留塩素と硬度(硬さ)の2項目に絞ったシンプルなセット。検査できる項目は少ない反面、操作が簡単でユーザーレビューの評判も良いです。
◆こんな人に向く:「硬水か軟水かを確認したい」「塩素だけ見たい」という方に向く最もシンプルな選択肢です。
同じ共立理化学研究所の「井戸水検査セット AZ-2W-2」では pH、鉄(低濃度)、全硬度、COD、亜硝酸の5項目が検査できます。
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④共立理化学研究所 パックテスト(COD測定)10回分
価格:1,700円〜1,900円程度(ネットでの税込み実売価格)
こちらも「5項目」とは違うのですが、COD(化学的酸素要求量)を測定するキットで、水中の有機物の汚染度を調べます。個人・市民活動・教材用途に使いやすい10回分セットです。
ただし、これは飲み水の安全確認というより環境水や排水の汚染度調査向けの商品かなと思うので、今回の目的と少し違うかも・・
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選んだ4種を比較表でまとめてみます
| 試験紙タイプ | 柴田科学シンプルパック | 共立おいしい水セット | 共立パックテスト(COD) | |
|---|---|---|---|---|
| 検査項目数 | 14〜18項目 | 5項目(塩素・鉄・硬度) | 2項目(塩素・硬度) | 1項目(COD) |
| pH測定 | ○ | ○ | ✕ | ✕ |
| 亜硝酸測定 | ○ | ○ | ✕ | ✕ |
| 操作の手軽さ | ◎(浸すだけ) | ○(吸い込んで振る) | ◎ | ○ |
| 精度・信頼性 | △(目視判定) | ○(公定法ベース) | ○ | ○ |
| 回数 | 50〜100回 | 各2回×5種=計10回 | 数回分 | 10回 |
| 価格目安 | 1,800〜2,100円 | 1,800円程度 | 2,100円程度 | 1,800円程度 |
| 向く用途 | 井戸水・地下水・定期チェック | 水道水・浄水器前後の比較 | 手軽な塩素・硬度確認 | 環境水・排水調査 |
注意しておきたいこと:PFAS/PFOSは簡易キットでは測定できません
一点、重要なことをお伝えします。
私もすごく気になっている、近年話題の「PFAS(有機フッ素化合物)」・「PFOS/PFOA」ですが、上記のどのキットでも測定できません。これらを検査するには専用の測定キットが必要で、費用も2万円前後かかります。
都市部の水道水はPFASについても水道事業者が定期検査を行っていますので、過度な心配は不要ですが、「どうしても家庭でPFASを測りたい」という場合は、高価なPFAS対応キットが必要だということは知っておいてください。
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余談①:自由研究・環境学習にも使えるキット
今回調べていて気づいたことがあります。
柴田科学のシンプルパック【水道水セット】は、説明書にマンガが使われていてルビも丁寧に振ってあります。科学機器メーカーの製品でありながら、小中学生が自分で読んで理解できるように作られているのが伝わってきます。
また共立理化学研究所のパックテストも、副タイトルが「どんな水か調べてみようシリーズ」。パッケージにマンガが使われていて、Amazonのレビューには「小学生にも簡単にできた」「子どもの自由研究に使った」という声が多く見られます。
水質検査キットというと「大人が使う専門的なもの」というイメージがありましたが、どうやら夏休みの自由研究や学校の環境学習での需要も相当あるようです。
「近くの川の水を調べたい」「水道水と浄水した水を比べたい」といった自由研究テーマにはぴったりですね。子どもと一緒に使うなら、操作がシンプルでわかりやすい柴田科学かパックテストが向いていると思います。
余談②:目的によって検査キットは変わります
今回は「飲み水」に絞って話を進めてきましたが、同じ水質検査キットでも目的が違えば見るべき項目も変わってきます。参考までに。
観賞魚・水槽用途の場合
魚にとって特に重要なのはアンモニア・亜硝酸・硝酸・pHです。水換えのタイミング判断にはこれらが測れるキットが向いています。試験紙タイプの多項目キットや、アクアリウム専用の液体試薬タイプが使いやすいです。
プール・浴槽の管理の場合
一般遊泳用プールの水質検査では、厚生労働省が定めた基準により7項目の検査が必要 とされています。遊離残留塩素・pH・大腸菌などが主な確認項目です。柴田科学のシンプルパックシリーズはプール水にも対応しており、学校などでも使われています。
私が柴田科学 シンプルパックを選んだ理由
4つを比べて、私が選んだのは柴田科学 シンプルパック【水道水セット】でした。
理由はシンプルで、私の目的が「浄水器をつける前と後で、水道水の塩素・鉄・硬度がどう変わるかを確認すること」だったからです。
試験紙タイプは手軽で回数も多いのですが、色の目視判定に慣れが必要な点が少し不安でした。柴田科学は科学機器メーカーとしての実績があり、公定法ベースの測定方法という点で信頼感がありました。
検査方法の説明書がわかりやすい点(学校の実験にも使われるほど)、価格がリーズナブルな点も後押ししました。
検索しているみなさんも、比較表を参考にご自身の目的に合ったものを選んでみてください。
→ 次の記事 柴田科学 水質検査キット「シンプルパック」レビュー!浄水器による違いは?
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